ラムサール条約とは?
ラムサール条約は、国際的な環境保護協定の一つで、特に湿地生態系の保護と持続可能な利用に焦点を当てています。この条約は、1971年にイランのラムサールで締結され、それ以降、多くの国が参加しています。
目的:ラムサール条約の主要な目的は、湿地生態系の持続可能な利用と保護を促進し、国際的な協力を奨励する。
湿地の定義:条約では湿地を「永続的または周期的に水に覆われ、湿度、水質、および生態系が湿地の性格を規定する地域」これには湿原、沼地、湖、河川、湾、浜辺、干潟などが含まれます。
登録:各加盟国は、自国内の重要な湿地を識別し、ラムサール条約に登録することができます。これにより、その湿地の保護と持続可能な利用が国際的に認識されます。
保護と持続可能な利用:登録湿地に関して、加盟国はその保護と持続可能な利用を確保するための措置を講じる責任があります。これは、生態系の健全性を維持し、生態系サービスを提供するための取り組みを含みます。
国際協力:ラムサール条約は国際的な湿地保護の協力を奨励し、情報交換やベストプラクティスの共有を通じて湿地の保護と持続可能な管理を支援します。
この条約は湿地生態系の重要性を認識し、それらを保護し持続可能に利用するための国際的な枠組みを提供しています。各国はこの枠組みに基づいて湿地の保護と管理に取り組んでいます。
|鹿嶋市ラムサール条約推進室
有明海、肥前鹿島干潟の保全に向けた取り組みを進めています。
ラムサール登録湿地として、3つの目標である保全・再生、ワイズユース・利活用、学習・教育に取り組んでいます。とりわけ、干潟に興味・関心をもってもらい、実際に干潟に来てもらう活動を心がけています。(https://hizenkashimahigata.com/)